『心の持ち方』

藤江佐知子
先日、美容室に行きました。もう長年通っているヘアサロンで、いつもカラー・カット・トリートメントをお願いしています。
今回、伺ったのは日曜日。その週の木・金曜日に大切な撮影を控えており、美容師さんも普段より気合をいれて施術してくださいました。途中、気になることがありましたが、さほど気にせず帰宅し、お風呂に入ろうと鏡を見たところ、「ん?白髪が染まっていない!!」・・・・・
鏡を見れば見るほど、悲しくなってしまい、涙が出そうになりました。
木曜日の撮影前に、もう一度ヘアサロンに行く時間がとれない・・・
もう一度、カラーしたら大切にしている髪が痛む・・・
毎回、高い金額をかけ、頻繁にサロンに通っているのに・・・・
私にとって、本当に大切な撮影で、やっとつかんだチャンスなのに・・・
なんで普段のときじゃなくて、今回なの?・・・・
信頼している美容師さんなのに・・・・
と頭の中で堂々巡り。
悲しくて、悔しくて、泣けてきました。
ここで、私の心と会話することにしました。
この気持ちの原因は
- コントロールできない状況に対する不安感
自分の手の届く範囲で物事をコントロールしたいという欲求が、計画通り進まないと、コントロール感を失い、不安やストレスを感じる。
- 期待値が高すぎる
自分が設定した目標や期待値が高すぎると、予定が狂ったり、想定外のことが起きると強い挫折感を味わう。自分が思い描いていた結果と現実にギャップがあると、その落差が大きいほど、苛立ちが増す。
- 他人の行動が影響する
物事がうまくいかない原因が他人の行動にあると感じると、イライラが倍増する。特に、他人のミスや対応の遅さなど、自分では直接コントロールできない部分があると、ストレスがたまりやすい。
- 完璧主義
完璧主義な人ほど、計画通りに物事が進まないとフラストレーションを感じ、少しのミスや遅れでも大きな問題と捉え、自己批判や他人への苛立ちが生まれる。
ではイライラを軽減するための対処法は?
- 状況を冷静に受け入れる
物事が思い通りに進まないと感じたときは深呼吸して冷静になる。すぐに感情的にならず、「これは自分がコントロールできない範囲のことだ」と認識する。
- 柔軟な対応を心がける
あらかじめ計画通りにいかない可能性を考慮し、予想外の出来事が起きても落ち着いて対応できるくらい計画には余裕を持つ。
- 期待値を適度に下げる
すべてが計画通りに進むことは稀。結果を100%完璧にするのではなく、「70%うまくいけばOK」程度に考える。
- 他人に対して寛容になる
他人が関わる場面では、相手にも自分なりの事情があることを理解し、寛容な姿勢で接することが大切。自分だけでなく、周囲も最善を尽くしているという気持ちを持つ。
私の事例のように、物事が思い通りに進まないときに感じるイライラは、誰にでも起こり得ることです。しかし、その感情に振り回されないためには、まずは冷静に現状を受け入れ、柔軟な思考を持つことが大切です。コントロールできない部分に苛立つのではなく、自分が対応できる範囲で最善を尽くすことが、ストレスを軽減し、心の健康を保つための大切なポイントです。
私は、サロンが休日の水曜日の夜に再度、カラーリングしてもらえることになりました。
そのとき、どのような会話をするが、自分の中で模索しています。
木曜日の撮影には間に合うので、良かったととらえ、休日返上で施術してくださる美容師さんに感謝をし、この撮影に携わってくださる多くの方々にも感謝の気持ちを忘れずに笑顔で木曜・金曜を迎えたいと思います。
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