『自己理解が大切』

こんにちは。日本メンタルアップ支援機構 認定講師の大録智子と申します。
「自己理解が大切」って就職活動をしている時によく言われませんでしたか?
自己理解って就職活動の時だけでなく、普段の生活でも大切なのです。
なぜか?
先日、自己理解って本当に大切だと感じることがありました。
言葉の端々からトゲを感じていました。言葉だけでなく態度や表情といった非言語情報からも「否定されている」、「見下されている」と感じました。
何かを言えば揚げ足を取って言い返されてしまう。
「面白くない」、「いくらなんでも腹立たしい」、「悲しい」、「悔しい」という気持ちを自分の中に感じていました。
この感情だけをぶつけたら、ただの言い争いになってしまって何も解決しない。
お互いに感情的になって論理的な話し合いができなければ意味がないと思った結果、私は自分の中にある全ての負の感情を飲み込んで「わかりました」と従うしかありませんでした。
話し合いが終わった後も私はずっと負の感情を引きずってしまうことになってしまいました。
アサーションを知っている方はこの状態がNon Assertive(非主張的な自己表現)だとわかるかもしれませんね。
はい。典型的なNon Assertive(非主張的な自己表現)の例です。
一見大人な対応に見えるかもしれませんが他者優先な態度で自分の気持ちを大切にしていません。結果、その感情を引きずり、心の中ではAggressive(攻撃的な自己表現)になってしまっています。
自分のそんな状態を自覚したので、後日でもいいから何とかAssertive(適切な自己表現)を試みようと思ったのですが、ここで、最初にお伝えした「自己理解」ができていないために何をどう伝えたらいいのかわからず、結果何も伝えられなかったのです。
何が面白くないと思ったのか、なぜ否定されていると感じたのか、どのようにして欲しいとお願いすればいいのか・・・全くわからないからAssertive(適切な自己表現)に伝えることができなかったのです。
Assertive(適切な自己表現)に伝えて、他者も自分も大切にするためには自己理解が大切だとしみじみ感じる出来事でした。
自己理解を深めることによって、今回の私の例のようにNon Assertive(非主張的な自己表現)になってしまうのではなく、Assertive(適切な自己表現)に伝えることができるようになります。
ですから就職活動の時だけでなく、普段から自分の気持ちを把握して自己理解を深めておくことが大切です。
普段の忙しい生活の中で、自分の気持ちを見つめ、自己理解を深めていく余裕がないと思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
余裕がないと感じる時ほど、自分の気持ちを蔑ろにしてしまっているかもしれません。
メンタル不全に陥りやすい人は自分の気持ちを把握できずに、究極に追い詰められて気づく場合も多いです。
そうならないためにも、自分の気持ちを見つめて把握し、それを言語化できるようにしていくとAssertive(適切な自己表現)に伝えられるようになっていくと思います。
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