『自己肯定感は人間関係の土台』
皆さま、はじめまして。日本メンタルアップ支援機構、認定講師の大久保貴美子です。
わたしは、現在都内の精神科クリニックでリワークプログラムの講師をしております。
利用者様は、一度崩したメンタルを整えるのために真剣にご自身と向き合っています。
クリニックに来られるまで、ずっと、苦しい想いをため込んでいた方が多いと感じます。
ことに日本人は、調和を美徳とし、個人の考えや意見を抑える傾向があります。欧米人は,「みんなと一緒は嫌」という価値観、一方で日本人は「みんなと一緒だと安心」「出る杭は打たれる」という概念が無意識に根付いています。ここ最近は、欧米型の個人主義、ジョブ型雇用にならえという感じで、多様性や個性を大切にしようという風潮にはなってきていますが、まだまだ一部の分野のことでしょう。(この辺りは賛否両論ありますね)
島国、日本の村社会、助け合い精神は、国の文化や環境に合わせて発展してきているので、日本らしくて良いのですが、2014年に内閣府が発表した「子供若者白書」では諸外国と比べて日本の子供たちの自己肯定感は低い傾向にあるという結果が出ています。項目別では、特に「私は価値がある人間だと思う」「今の自分に満足している」では、数値が一番低く、他国との開きが顕著であると指摘されています。
自己肯定感が低いと他者から「どう思われるか」を気にしてしまうことになり、主体性が低く不安や恐れからのコミュニケーションになってしまいます。これでは、心が疲れてしまいますね。逆に自己肯定感が高いとは、「自分に好意的で肯定的であり、自分を信頼し安心感を持っている」状態です。この状態でいられるようになると、他者に対しても好意的で肯定的になれるのです。
日本人の多くのひとは、自己肯定感が低いと感じているようですが皆さまはいかがですか?ご自身を内観していますか?日本メンタルアップ支援機構では、コミュニケーションスキルに加えセルフケアや自己理解の深まるワークが学べる「メンタルアップマネージャ®2級講座」があります。もちろん、自己肯定感があがるワークもあり、体験しながら学べるので理解しやすい内容です。学びの秋に「メンタルアップマネージャ®2級講座」受講してみてはいかがでしょうか。
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