Blog ブログ

Blog

HOME//ブログ//『緊張』との付き合い方

ブログ

『緊張』との付き合い方



こんにちは。日本メンタルアップ支援機構 認定講師の浅沼未央子と申します。

社会の中で生活をしていると、緊張する場面に遭遇します。

学生生活であれば、試験、発表、クラス替えなど、社会人生活の中では、プレゼン、商談、会議などがありますし、大人になっても資格試験や転職試験・面接などもあり緊張する場面は常にあるように思います。

私は仕事の一つに研修業務があります。企業内で行うこともありますし、官公庁へ出向くこともあります。同じ所へ出向いたとしても参加者は変っていることが多く、ほぼ初めましてという感覚でいます。ですので、毎回とても緊張します。

緊張の理由としては、『研修内容が伝わらなかったらどうしよう』『時間が余ってしまったり、足りなくなったらどうしよう』など、考え出したらキリがないほど沢山のどうしようが襲ってきて、緊張の度合いは膨らむ一方です。

生れてしまった『どうしよう』に対しては、それぞれに対処を考え乗り切るしかないのですが、そもそも、その『どうしよう』から生れる緊張を無くす方法はないのかを考えました。

何人かの著名人の言葉を参考に試してみました。

「自分を大きく見せようとするから緊張する。ありのままの自分でいれば緊張などしない。」という一説に、そうだったのか、私は大きく見せたかったのかと思い、念仏のように「ありのままありのまま」と唱え心掛けましたが、残念ながら効果はありませんでした。やり方を間違えていたのかもしれません。

「準備が足りないから緊張する」との一説があり、そうか、今の準備ではまだ足りないのかと、何度も何度も資料を見返し頭に入れ、その時の最大限で努めましたがいつも通り緊張しました。まだまだ、まだまだ準備が足りなかったのかもしれません。

緊張すると、第一声が微妙に裏返ります。その自分の声で緊張していることを自覚し更に緊張し、指先が小さく震えます。この瞬間がとにかく辛いのです。

模索する時間を続けるうちに、私に少しずつ変化が起きました。

緊張しなくなったわけではありませんが、『「はい。私は緊張しています。」と自覚する感じ』というのでしょうか。開き直りに近い感覚かもしれませんが、そういった感覚を持つことによって、緊張はしているけれどリラックスもしている状態で研修を進められるようになりました。「緊張してはいけない」「どうすれば緊張しないのか」と考えているより、ずっと心が軽く、楽になったように思います。

もしかしたらこれが「ありのまま」ということなのかもしれません。緊張していることを隠そうとしたり、緊張しないようにするのではなく、今の自分がどんな状態なのかを理解し自覚しながら精一杯取り組むこと。直したい、ダメだと感じている部分を受け入れたり認めることは、苦しい思いや辛い思いを抱くこともありますが、そんな部分も自分の大切な一部なのだと考えることで変化が起きていたのだと思います。

今現在も、緊張する私は健在です。声も裏返るし、指先も震えます。ですが、それが私なので緊張しながらその時できる最大限で頑張っています。

変化はもう一つあり、研修が終わると「緊張しながら今日もよく頑張った!」と自分を労えるようになりました。反省する部分は反省し、労う部分は労う。『研修』と一括ではなく分けて考えることで感情の細分化が図れているようにも感じます。

どうしたら緊張しないのか?から始まった自分との対話でしたが、ダメな部分も私の大切な一部だと認めるという「自己肯定感が上がる」結果となりました。が、この結果に私は驚いています。

今回ブログ掲載にあたり、何を題材にするか悩み何度も書き直し、実体験である緊張をテーマに決めました。私はこんな時にこんな風に緊張します。こんな対処してみました。などをご紹介しようと思い書き進めていたら、気づかない間に私自身の自己肯定感が上がっていたとは!その上、感情の細分化までできていたとは!

研修を通じて自己肯定感についてお伝えする中で、私自身も訓練となり考え方の変化が現れたのだと思います。

悩んだ末に緊張について書こうと決めた理由は、自己理解を深めるためだったのかもしれません。

自己肯定感、自己理解を深めるワークも充実しています。

さらに学びを深めたい方は

「2級メンタルアップマネージャⓇ資格取得講座」をお勧めします。

日程についての詳細はこちらから

https://www.reservestock.jp/page/event_calendar/10673

ブログ一覧