『会社を休む3つの理由』
日本メンタルアップ支援機構認定講師の松岡晃です。
セルフケア研修で休息の大切さをお話しする事が良くあります。
お仕事をされている皆さん、会社を休む理由に付いて考えてみましょう。
代表的な物は次の三つになると思います。
- 「熱が有る」
コロナが流行し出してからこの理由は無敵の理由ですね。
「すみません、今朝起きたら37度5分程熱が有りまして」等と言ったら「それは大変だ、すぐに検査して兎に角自宅で静養して下さい」と言われる事でしょう。
- 「痛い」
「すみません、頭が痛くて」、「すみません、胃が痛くて」、「すみません、腰が痛くて」・・・・
この理由も「それは心配ですね、すぐ病院で診て貰って下さいね」とすんなり受
け入れられるでしょう。
問題は三つ目です。
- 「疲れた」
「すみません、疲れているのでお休みさせて下さい」・・・・
なかなか言えないのでは無いでしょうか?
勤勉な日本人に有りがちですが、「自分はまだ、頑張れる、頑張らなければいけない、疲れたなんて言って休んだら、だらしない人だと思われてしまう」等と思ってしまい、ついつい無理を重ねてしまう傾向が見受けられます。
実はこれが一番危険な事なのですね。
私は年間200件程のカウンセリングを通じて不調になった方々のお話を聴かせて頂いております。
不調になる原因は様々ですが3番目の「疲れた」を言えなくて無理を重ねてしまっている方の多い事に心を痛めております。
疲れたと自分自身が感じると言う事は心身が発しているSOSを受信しているのだと捉えて下さい。
そしてそんな時は勇気を持って「今日は疲れているので休ませて下さい」と言って下さい。
疲れているのに無理を重ねて取り返しの付かない事態になってからでは遅いのです。
疲れた時に「疲れたので休みたい」と言える、そしてその言葉を抵抗無く受け止める様な職場であって欲しいですね。
これがあらゆる職場に浸透する事が私ども日本メンタルアップ支援機構が掲げる「あらゆるコミュニティにおいて生きやすい人間関係を創る」と言う理念の実現に繋がって行くのではと信じております。
さらに学びを深めたい方は「2級メンタルアップマネージャ®資格取得講座」をお勧めします。
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