『いつもと様子が違うことに気づいて声掛けを』
こんにちは。日本メンタルアップ支援機構 認定講師の大録 智子(おおろく ともこ)と申します。
4月は新年度が始まり、環境の変化を感じていらっしゃる方も多いかもしれませんね。
そういう私自身も新年度が始まり、チーム体制が変わって新入社員が入ってきたり、別のチームから異動してきた人がいたり、退職した人の担当業務の引継ぎがあったりと環境の変化でバタバタとしており、ストレスを感じたりしております。
私は通常は自宅で仕事をしており、必要に応じてオンラインでコミュニケーションを図ったり、打ち合わせをしたりしているので、自分自身のストレスには気づいていましたが、他のチームメンバーのストレスには気づいていませんでした。
4月からチームに異動してきた人とたまたまオンラインで会話する機会がありました。
何だか表情が強張っています。
優しい表情と声を意識しながら話していても何だか不安そうに見えます。
「異動してきたばかりなのに、あれこれ仕事を頼まれて大変そうに見えますけど大丈夫ですか?」
と訊ねると
「手探りでやっているので、これでいいのかいつも不安で・・・」
と、不安を語り始めました。
別な日にオフィスに出社してみると、たまたま隣りの席に座った人が(フリーアドレスのオフィスなのです。)
「皆さん、忙しそうなのに何も役に立てていなくて・・・」
と涙目で語り始めました。
「これでいいのかな?と不安だったので上司に報告したのですが、私が心配していることが伝わらなくて、『それでいいですよ』と言われてしまったのです。(涙目)」
あぁ~いかん!(大録さん、大反省)
昨年度からの残留メンバーに仕事のしわ寄せが集中していると思い込んで、自分の多忙さとストレスに意識が集中しており、新メンバーがこんなに不安やストレスを感じていることに気づいていませんでした。
ごめんなさい。自分のことしか考えていませんでした。
普段からオフィスで仕事をしている人たちは新メンバーの不安やストレスに気づかなかったのかな?(気づかなかったのだろうな。)
職場にメンタル不全者を出さないためには、いつもと様子が違うことに気づいて声掛けをすることが大切です。
「なんか元気がないけど、どうしたの?」
「なんか落ち着かないみたいだけど、どうしたの?」
「最近疲れているみたいに見えるけど、何か困っていることある?」
行き違いのないコミュニケーションの重要性、ストレスの原因となる人間関係の改善を図ることの重要性を感じた出来事でした。
メンタルアップマネージャ2級講座は、行き違いのないコミュニケーションの方法を知り、ストレスの原因となっている人間関係の改善を図ることを目的としております。
信頼される聴き方、伝わる伝え方を通じて人間関係構築のスキルを学び、ご自身のストレス傾向を知ることにより、セルフマネジメントスキルを身につけていくことができます。
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